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身体サイズをアバターに反映、「AI‐FIT」提供開始 ネクストシステム
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週刊経済2022年4月12日発行
本田技研の技術と独自開発エンジンを活用
システム開発の㈱ネクストシステム(福岡市南区井尻、藤田義生社長)は3月24日、ユーザーの体型に合わせてアバター(人体3DCG)を自動変形できる汎用モジュール「AI‐FIT」の提供を開始した。
骨格推定システムから手足の長さを算出する本田技研の特許技術と、人物の骨格情報を体にマーカー等の機械を装着せず検出できる、ネクストシステムの姿勢推定AIエンジン「VisionPose®」(ビジョンポーズ)を組み合わせて開発したもので、スマートフォンで撮影するだけで、体のサイズを自動で測定し、ユーザーの体型やサイズをアバターに反映することができる。価格は19万8千円。さまざまな製品開発におけるシミュレーションや、Vtuverなどメタバース(ネットワーク上の仮想空間)市場への応用などを想定しており、椅子などへの着座時の姿勢シミュレーションを視覚的に可能にしたサンプルアプリも同梱。車のシート、ソファーなど着座対象の変更も可能なため、家具メーカーなど、さまざまな業種・業界での利用が可能という。
同社広報は、「このモジュールで取得した身体データを利用することで、現実の体格に近いリアルな3Dアバターをスマートフォン1つで作成することができるので、近年急拡大を続けるメタバース市場におけるニーズが期待できる」と話している。