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越・リエンベト郵便銀行で給与計算システム採用 ドレミング
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三井情報の協力のもと
金融機関向けにフィンテックサービスを展開するドレミング㈱ (福岡市中央区天神1丁目、桑原広充社長)は、6月からベトナムの大手銀行・リエンベト郵便銀行が運営する電子マネー決済に自社開発の給与計算ソフトの提供を開始する。
同社は銀行口座を持たない発展途上国の労働者を雇用する企業を対象に、税や社会保険料を控除した手取り給与額を日ごとに算出するソフト「Dreming」の事業化を検討していた。昨年6月に三井情報㈱(東京都港区愛宕2丁目、小日山功社長)と提携し、アジア地域における市場調査を進めており、今回のベトナム・リエンベト郵便銀行での導入に至った。同行が運営する電子マネー決済「Vi Viet」に同ソフトを導入することで、日額で働いた分の給与をすぐに受け取ることが可能となり、労働者の生活の安定と向上が期待できるという。同社では「ベトナムでの導入開始を皮切りに、周辺アジア諸国への展開を加速していきたい」と話している。
同社は2015年6月設立。資本金8400万円(資本準備金含む)。従業員数は10人。勤怠管理や給与計算ソフト開発のキズナジャパン㈱(東京都千代田区富士見1丁目、高崎義一社長)の子会社として、フィンテックサービスを手掛ける。昨年4月には、㈱セブン銀行(東京都千代田区、二子石謙輔社長)が提供する「リアルタイム振込機能」にDremingを連携させることで基本合意した。
リエンベト郵便銀行は、ハノイ市に本店を置き、2011年にベトナム郵便貯金サービス会社のベトナム郵便公社内の独立採算組織と、民間銀行のリエンベト郵便銀行が合併して発足したベトナム大手銀行のひとつ。スマートフォンを利用したオンライン決済サービスの提供に力を入れている。
2018年5月29日発行