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超音波カッティング装置の新機種を発売 高田工業所
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12月から
プラント建設の㈱高田工業所(北九州市八幡西区築地町、髙田寿一郎社長)は超音波カッティング装置「CSX」シリーズの新機種を開発、12月から販売を開始する。
最新機種「CSX501」は、生産性・機能性の向上、遠隔監視機能搭載によるトラブル時の復旧時間短縮といった特長を持ち、本体は幅1200㎜、高さ1850㎜、奥行1320㎜と、幅は従来品より約20%小型化した。超音波カッティング装置は、主に次世代パワーデバイスの主基板となるSiC(シリコンカーバイド)ウエハや、次世代移動通信システム5G、6Gなどの通信向け高周波デバイスの基板となるセラミックスなど高硬度の材料に対し、ブレードを超音波で振動させることで、切断中の切削抵抗を下げ、高速切断やブレード摩耗の低減効果などが得られる。これにより、ランニングコストも抑えられ、今後の市場拡大が予測される分野での活躍が期待されるという。
同社ではプラント建設事業のほか、エレクトロニクス製品分野をターゲットとした装置事業も展開しており、その主力装置のひとつとして超音波カッティング装置の開発に取り組んでいる。
2020年11月10日発行