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超小型パワコンの家庭向け商品を販売  NEP JAPAN    月間500セットを目標


 超小型パワーコンディショナ・マイクロインバータ開発、販売の株式会社NEP JAPAN(福岡市博多区博多駅東2丁目、隈元伸一社長)は一般家庭、アパート向けにマイクロインバータが一体となった太陽電池モジュール、発電の監視装置などのセットを開発し、9月上旬をめどに販売を開始する。
 マイクロインバータは太陽電池モジュールごとに発電した直流電流を交流電流に変換するもの。集約型のパワーコンディショナに比べ、発電量が約15%向上することやケーブルを接続するだけで簡単に施工できること、電圧が210Vと低く、安全性が高いことが特徴。同社ではNEP社製の商品を日本仕様に開発している。セット内容は太陽電池モジュール、マイクロインバータ、接続ケーブル、監視装置(ゲートウェイ)、オプションとしてマイクロ用分電盤。全国の電気工事店向けに施工IDを付与するセミナーを開いており、年内に1000店舗とのネットワークを構築し、月間1万台の販売を目指す。中村武久会長は「今後、取扱台数が月間3000台まで拡張したタイミングで、福岡に組み立て検査工場の建設を計画している」と話している。
 同社は2013年9月設立、資本金1000万円、売上高3億5000万円(14年12月期)、従業員12人。「太陽電池モジュールと一体型の超薄型マイクロインバータの開発と販路拡大」を計画内容とし、14年に経営革新計画の承認を受けている。