起業家表彰の九州地区代表に大西ＱＰＳ研究所社長　ＥＹアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー

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週刊経済2024年10月30日発行号

日本大会へ

ＥＹ新日本有限責任監査法人などで構成するＥＹ Ｊａｐａｎが主催する起業家表彰制度の九州地区代表に、㈱ＱＰＳ研究所（福岡市中央区天神１丁目）の大西俊介社長ＣＥＯを選出した。
これは、新たな事業領域に挑戦する起業家の努力と功績を称える国際的な表彰制度「ＥＹ アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー２０２４ジャパン」の九州地区大会を１０月１６日に開催し決定したもの。九州地区代表は、今年１１月中旬に東京で開催する日本大会に出場する。同社は、６０年以上宇宙業界に携わる矢坂哲雄九州大学名誉教授が創設。大西社長は大学院で八坂教授のもとで小型衛星開発を学び、２０１３年に同社に入社。１４年に社長に就任した。電波を使って昼夜・天候を問わず観測できる高精細小型ＳＡＲ（合成開口レーダー）衛星「ＱＰＳ-ＳＡＲ」を開発し、３６機を打ち上げて準リアルタイム観測データ提供サービスの構築を目指している。
また、そのほか創業から約７年以内で革新的な技術やビジネスモデルを保有している起業家を選出する「チャレンジングスピリット部門」の部門大賞に衣服お直しのセルフ受付システムなどを展開する㈱Ｃｏａｔｏｌｉｅ（熊本市中央区）の大山愛美社長、選考委員特別賞に医療ロボット開発などのＦ．ＭＥＤ㈱（福岡市博多区）の下村景太社長を表彰した。