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資本金を2000万円に増資 Future Trek
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経営基盤強化を図る
医療福祉機器や自動車関連機器、電力関連機器開発のFuture Trek㈱(福岡市博多区吉塚本町、吉村昌章社長)は2月20日、500万円を増資し資本金を2000万円にした。
4月中にも500万円を増資、資本金を2500万円にする計画。今後の業容拡大に伴うもので、ベンチャーキャピタルなどからの資金調達を目指す。吉村社長は「将来的には上場を視野に入れ、医療福祉機器や自動車関連機器、電力関連機器を3本柱に研究開発に取り組み、また今後も産学官連携で技術開発の種を発掘するなど会社としての基盤を固めていく」と話している。
特殊詐欺検知サービスの実証実験
また同社は3月18日からクラウドファンディングサービス「Makuake」で自社開発の特殊詐欺を自動で検知するクラウド型「特殊詐欺検知サービス」の支援者を募っている。
同サービスの実証実験により、会話自動判定AIの学習向上を目的としたもの。目標金額は50万円、期間は4月25日まで。寄付は1000円から可能で、3000円と5000円のコースは実証実験に参加でき、音声モニター1個もしくは2個が進呈される。音声モニターは、家庭用電話機と玄関のコンセントに設置するタイプがあり、そこから会話を集音しスマートフォンを経由してクラウドへ転送。その後クラウドで、会話の内容を独自の会話自動判定AIが分析し、危険を察知すると、あらかじめ登録した家族に連絡が入る。日常会話などのデータを集め、方言などにも対応し、データが集まり次第製品化していく。
同社は2017年4月設立。従業員数7人。通信やセンサー系の開発を強みに事業を進めている。吉村社長は山口県宇部市出身。1959年8月5日生まれの59歳。山口県立宇部高校卒。趣味はスキューバダイビングやボーリング、バンド(ギター)。
2019年4月16日発行