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販管費減で経常は45%増の13億7700万円 イオン九州


売上高は天候不順で1・8%減

イオン九州㈱(福岡市博多区博多駅南2丁目、柴田祐司社長)の2018年2月期決算は、売上高に賃料収入などを加えた営業収益が前期比1・8%減の2320億7600万円、経常利益は45・4%増の13億7700万円で減収増益になった。
売上高は、春先の低温や7月の九州豪雨、12月以降の寒波などの天候要因や一昨年の熊本地震の復旧需要の反動などの影響で1・8%減の2147億1400万円となったが、利益率の高い衣料品や住居余暇商品の売上構成比が高まったことなどで売上総利益率は前期より0・2ポイント改善。また販促面で、従来の折込みチラシ中心からSNSを活用した施策への移行を推進するなどで販管費は前期比1・5%減となり、営業利益は12・2%増の8億7400万円、経常利益は差入保証金会収益が2億円以上増えたことで大幅増、当期純利益は、前々期に固定資産の譲渡に伴う特別利益を計上したことで75・1%減の1億100万円となった。
今期はディスカウンターの新規出店など競争の激化を予想、営業収益は0・4%増の減の2330億円、営業利益は14・4%増の10億円、経常利益は20・1%減の11億円、当期純利益は約2倍の2億円を見込んでいる。

2018年4月24日、5月1日合併号