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販売単価の向上で増収黒字化 プラッツ中間期
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週刊経済2024年2月20日発行号
売上高は1・6%増の30億3100万円
介護用ベッド、ベッド周辺機器メーカーの㈱プラッツ(大野城市仲畑2丁目、河内谷忠弘社長)2024年6月期連結中間決算は、売上高が前年同四半期比1・6%増の30億3100万円、経常利益が6300万円(前年同四半期は経常損失2億2400万円)で増収黒字化となった。
売上高は医療・高齢者施設市場において、22年10月から実施した値上げの影響で全体の販売単価が向上。また海外市場では、韓国および香港向けの出荷が好調で増収となった。利益面では、値上げによる全体の販売単価向上に加えて、海外物流コストの低減などの影響も重なり、売上高総利益率は31・0%(前年同四半期比4・8ポイント増)となったほか、営業外収益として持分法による投資利益6400万円(前年同四半期比30・7%増)、営業外費用として為替差損1500万円(同43・4%減)を計上した。営業利益は900万円(前年同四半期は営業損失1億7300万円)、上半期純利益は5800万円(前年同四半期は純損失2億3300万円)だった。
通期予想に変更はなく、売上高が前期比12・5%増の71億円、営業利益が1億円、経常利益が1億5千万円、当期純利益が46・0%減の1億2千万円を見込んでいる。
同社は1992年7月設立。資本金5億8205万円。従業員110人(連結)。15年3月に東証マザーズ(現グロース)と福証Qボードに上場。