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販促強化、生産率向上で中間期は増収増益 日本タングステン


今期経常見込は6・4%増

タングステン、モリブデンメーカーの日本タングステン㈱(福岡市博多区美野島1丁目、後藤信志社長)の2017年9月中間決算は、売上高が前年同期比9・8%増の53億2600万円、経常利益が同2・5倍の4億9000万円の増収増益だった。純利益は同3倍の3億7100万円。

重点分野への積極投資を行い、製販一体となって注力市場の掘り起し、販促活動を強化した結果売り上げが伸び、売上拡大に加え生産効率の改善、為替差損の発生がなかったため増益となった。下期は衛生用品関連のNTダイカッターが需要回復を見込むものの、上期好調だった情報機器関連のHDD用磁気ヘッド基盤や照明関連のタングステンワイヤー製品がLED化の進展により低調に推移すると予想。通期売上高は前年同期比2・2%減の99億円、経常利益は同16・4%増の6億7000万円で減収増益。純利益は同4・1%減の4億5000万円を見込んでいる。

2017年11月21日発行