NEWS

財産管理クラウドサービスのトリニティ・テクノロジーに出資 FFGVP


週刊経済2022年7月20日発行

民事委託で急成長

㈱ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FFGVP、福岡市中央区天神1丁目、吉田泰彦社長)は運営するファンドを通じて民事信託の財産管理クラウドサービスを提供するトリニティ・テクノロジー㈱(東京都港区、磨和寛社長)に出資した。
FFGVCを含め、約3社から総額1億円の第三者割当増資を受けており、資金は採用・組織体制の強化、プロダクト開発に充てる。同社は2020年10月に創業。民事信託の組成実績をもとに、財産管理を円滑に行うクラウドサービス「スマート家族信託」を提供。従来のコンサルティングに加え、テクノロジーの力を掛け合わせることで、「財産管理を託す方」「財産管理を託される方」、その他の関係者が安心して利用できるサービスを目指して事業展開している。高齢化が著しく進む日本では、認知症患者の増加に伴う財産管理の問題が課題となっており、解決策である民事信託のニーズは高まっていることから、FFGVPでは出資を通じて、高齢化社会の進展で生じる課題に対して同社のサービスを活用したソリューションを提供していく。同社では「共創パートナーとして新たな事業領域の拡大を支援していきたい」と話している。