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豪雨や台風災害の影響で3期ぶりに悪化 九州・沖縄地区中小企業景況調査


福岡県は1・9P改善

(独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区祇園町、山地禎比古本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」—「悪化」/2017年7月〜9月期)は、前期比3・8ポイント悪化のマイナス13・5だった。福岡県は1・9ポイント改善のマイナス12・8。

人手不足による機会損失や期中の豪雨、台風災害などが影響し、3期振りにマイナス幅が拡大した。事業別では、卸売業が前期より7・6ポイント改善のマイナス9・5とマイナス幅が縮小したものの、小売業が6・4ポイント悪化のマイナス25・4、製造業が4・9ポイント悪化のマイナス11・6、建設業が4・4ポイント悪化のマイナス3・2、サービス業が3・0ポイント悪化のマイナス10・6だった。

同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象に集計(9月1日時点)しているもので、今回で149回目。2854社に聴き取り、有効企業数2751社で、回答率は96・4%だった。

2017年10月11日発行