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豊前市にコンテナ型ホテルを開業 デベロップ
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週刊経済2022年5月3日・10日発行合併号
災害時は避難所として活用可能
建設業・不動産事業などの㈱デベロップ(千葉県市川市、岡村健史社長)は9月、豊前市八屋にコンテナ型のホテルを開業する。県内での出店は初めて。
ホテル名は「HOTEL R9 The Yard 豊前」。場所は、JR日豊本線「宇島駅」から徒歩5分、九電通り沿い。敷地面積は2838㎡。同社はコンテナ型ホテルの「ホテル アールナイン ザ ヤード」シリーズを開発準備中の施設含め、全国49拠点に展開している。ホテルは、コンテナ1台1客室で客室が独立しているため、プライバシー性が保たれ、隣室音を気にすることなく宿泊できる。各部屋13㎡で、ベッド、ユニットバス、冷凍冷蔵庫、電子レンジ、加湿空気清浄機などを備える。部屋数はダブルルーム31室、ツインルーム5室の計36室。1泊の宿泊料金はダブルルームが1人5千円~、2人7千円~で、ツインルームが1人5千円~、2人8千円~。また同ホテルは、コンテナモジュールを使用しているため、大型トレーラーを活用すれば移動が可能。災害時には避難所施設「レスキューホテル」としても利用でき、現在豊前市と災害協定締結に関する協議を進めている。昨年8月には須恵町と災害協定を締結、今年1月には上毛町と立地協定を交わし、県内での展開を強化している。
同社は「当ホテルは宇島駅と東九州自動車道『豊前IC』から近く、交通手段にとらわれずご利用いただける。福岡県初出店となる当ホテルの開業を契機に、福岡県内、さらに九州地方の店舗拡大に努めていく」と話している。
同社は2007年2月設立。資本金3千万円。従業員数は約700人(22年4月現在)。