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谷川浩道会頭が2期目続投 福岡商工会議所
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週刊経済2023年11月21日発行号
副会頭4人も再任
福岡商工会議所(福岡市博多区博多駅前2丁目)は11月8日に臨時議員総会を開き、谷川浩道会頭の続投を決めた。任期は3年間で、2026年11月まで。
副会頭には、川原正孝㈱ふくや代表取締役会長、眞鍋博俊㈱博運社代表取締役会長、永江靜加㈱インターナショナルエアアカデミー代表取締役会長・理事長、津田鶴太郎・津田ホールディングス㈱代表取締役の4人を再任した。谷川会頭は21年6月に就任。1期目を「当時は新型コロナの第4波だったが、コロナに委縮せず、前に進もうという思いで取り組んできた」と振り返り「2期目は、これまでの活動をさらに具体化する。中小企業の新ステージへの挑戦を後押しし、街の魅力を高めることに注力していきたい」と抱負を語った。今後の重点項目としては、まず「取引適正化」を挙げ、企業が自社の取引方針を宣言する「パートナーシップ構築宣言」を紹介。「バブル崩壊後に根付いた『買いたたき』を改め、以前の適正な商慣習を取り戻していく」と方針を語った。中小企業のデジタル化・DXについては、「人手不足対策と合わせて進めるべき」と説き、取り組みを支援するコンソーシアム「YOKA‐DIGI(よかデジ)」を紹介した。歴史・文化を生かしたまちづくりについては、10月に「歴史・文化を活かしたまちづくり懇談会」(座長・川原正孝福岡商工会議所副会頭)が取りまとめた提言に触れ「再開発が進む中で、教育を含めて博多の2千年の歴史を振り返り、地元への愛情や誇り、郷土愛を育む活動に取り組んでいくことも大切。郷土愛に支えられてこそ、観光につながる魅力的なまちづくりが実現できる。一つ一つ、時間をかけながら取り組んでいきたい」と方針を語った。