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認知症に関する情報発信拠点開設 福岡市


週刊経済2023年5月2日、9日合併号

AR使った認知症体験など

福岡市は4月25日、認知症に関連する最新の知見・技術等の発信拠点「認知症フレンドリーセンター」を福岡市中央区舞鶴に開設することを決めた。開設予定は9月中旬。
市は2018年から、認知症患者に優しいまちづくりを目指す「認知症フレンドリー・プロジェクト」を推進しており、今年度からいくつかの施策の拡充を決めていた。今回の新拠点は、プロジェクトの取り組みを集約し、市民や企業に最新の知見・技術等を発信するワンストップ拠点と位置付ける。場所は健康づくりサポートセンター「あいれふ」2階。施設の機能では、ユマニチュード講座やARによる認知症体験などを通じた学習機会の提供に加え、専門相談員による認知症の人や家族・企業等の相談・交流、家族や企業等への「認知症の人にもやさしいデザイン」の導入支援などを予定する。