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訪日外国人専用ICカードを北九州市で発売 西日本鉄道


銀河鉄道999のオリジナルデザイン採用

西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は12月1日、訪日外国人専用のICカードニモカ「Passccha Kitakyushu(パスっちゃ北九州)」を北九州市で販売開始した。
同市の訪日外国人数は過去5年間で約5倍となっており、北九州空港では今年10月に台北との直通路線が就航するなど、今後も訪日外国人数の増加が見込まれている。同社では九州のバス乗り放題乗車券「SUNQパス」や今年4月から販売開始した「北九州都市圏一日フリー乗車券(韓国版)」の利用者は順調に増加し、バス需要は確実に増えているものの、ICカードの普及率は低く、車内で現金払いする利用客が多いため、両替えや支払いに手間がかかるという課題があった。今回、専用ICカードを販売することで、ICカードの利用を促進するとともに、訪日外国人のスムーズで快適な移動を支援する。また、利用実績から訪日外国人の動向やニーズの把握に努め、さらなるサービスの向上につなげる方針。
同ICカードの販売価格は 2000円(税込)で、うち利用可能金額800円、カード代金 1200円。限定500枚を小倉駅バスセンターと砂津定期券発売所の2カ所で販売する。カードデザインは北九州市への来訪記念となるよう、北九州市出身の漫画家松本零士氏の作品で海外でも人気の高い「銀河鉄道999」のオリジナルデザインを採用した。

2018年12月11日発行