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親和銀行次期頭取に鬼木取締役  ふくおかフィナンシャルグループ    3日付で顧問に就任


 株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区天神2丁目、谷正明会長兼社長)と株式会社九州親和ホールディングス(長崎県佐世保市、荒木隆繁社長)・株式会社親和銀行は、7月3日、それぞれ開いた取締役会で、株式会社親和銀行次期頭取候補としてふくおかFGの鬼木和夫取締役(福岡銀行副頭取)を派遣することを決議した。鬼木取締役は親和銀行顧問に就任、福岡銀行副頭取は退任した。
 ふくおかFGは同日付で、九州親和HD傘下の親和銀行をふくおかFGの完全子会社にすることなどを盛り込んだ株式譲渡契約を締結しており、鬼木取締役を親和銀行次期頭取候補として派遣することで、10月1日以降の経営統合に向けた準備体制を強化する。
 鬼木顧問は、1945(昭和20)年10月20日生まれの61歳。福岡市出身。山口大学経済学部卒。69年福岡銀行入行。営業企画部、業務企画部の部長代理などを経て、91年9月香椎支店長、94年1月県庁内支店長、96年7月公務部長、97年6月取締役公務法人部長、99年6月常務、03年4月代表取締役専務、05年5月同副頭取、07年4月株式会社ふくおかフィナンシャルグループ取締役、07年7月親和銀行顧問。 鬼木顧問は、直接的な業務にはあたらないものの、親和銀行の重要会議にオブザーバーとして参加し、統合準備や親和銀行の内部管理、営業推進などに関するアドバイスや、取引先との関係強化など対外活動にも取り組む。
 ふくおかFGは、6月15日に第一回統合準備委員会を開き、経営管理や財務、リスク管理など10項目でワーキンググループを組織することを決定したほか、事業再生・審査部門、営業推進部門、リスク管理部門、経営管理部門などに人材を派遣しており、実務レベルでの統合に向けた準備も本格化させている。