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新規取得抑えブランディング強化  パースペクティブRE 


6年間で12棟取得

賃貸住宅の開発、管理業のパースペクティブ・アール・イー合同会社(糟屋郡志免町南里7丁目、野中周二代表)は、2020年4月から物件の新規取得を抑えてブランディングを強化する。
同社は2013年の中古物件の取得以来、6年間で12棟の物件を取得(うち5棟を売却済)し、20年に戸建て10戸、21年に新築RCマンション(20戸)が完成する予定。近年ハイペースで取得を続けてきたが、金融機関の不動産投資への融資引き締めや開発物件に対する自己資金の投資額増加など新規取得のハードルが高まったため、一定期間物件取得を控え、所有物件のブランディング価値向上に努める。
具体的な取り組みは、昨年完成した「ネオラログイン」(福津市宮司浜2丁目)でのイベント開催や、所有物件と近隣店舗を結ぶサービスなど。新規取得を抑えることで、現在準備を進めている大型開発用地の取得費用や開発費に充てる。同社では「サラリーマン投資家から始めて、短い期間でよくこれだけの取得、開発ができたものだと個人的に信じがたい状態。開発を再開する時には、より地域のためになるようなプロダクトをつくりたい」と話している。
同社の資本金は1000万円。従業員数は1人。これまでに中古物件を2棟、新築物件10件を取得し、5棟は売却済。現在福津市の戸建賃貸20戸と古賀市のマンション(20戸)が進ちょく中。関連会社はパースペクティブ・アジリティ合同会社。野中代表は1974年4月16日生まれの45歳。篠栗中学校卒。趣味は登山。

2020年1月14日発行