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西鉄福岡天神駅で駅案内ロボットの実証実験 西日本鉄道


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

自走式ロボットの導入は同社鉄道施設初

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)と㈱日立製作所は12日15日、西鉄福岡(天神)駅において、駅務スタッフに代わって利用者からの質問や案内に対応する「駅案内ロボットtemi」の実証実験を開始した。
これは従来の案内・管理業務を自動化し、効率的な駅の運用を目指す次世代ステーション化に向けた取り組みの一環。駅務スタッフの業務軽減やきめ細やかな利用者対応の実現を図る。同社鉄道施設への自走式ロボットの導入は今回が初めて。米国temi社製のロボットを西鉄福岡天神駅北口コンコース(ときめきひろば)に1台導入し、10時から16時までの時間帯に稼働する。利用者がタッチパネルを操作することで、西鉄電車や他の公共交通機関などの問い合わせへの対応、ロッカー・トイレなどの施設案内を多言語(日本語、英語、中国語〈簡体字〉、韓国語)で行うほか、コンコース内を自走して利用者を誘導することもできる。実証実験は1月12日まで。同社では、「temiをはじめとする次世代技術の導入や事業化に向けた検証を通じて、次世代ステーション化や持続可能な公共交通ネットワークの構築を目指していく」と話している。