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西鉄柳川駅北側ににぎわい交流施設など整備 西日本鉄道


県や柳川市と協働、24年度内の完了目指す

西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、倉富純男社長)は福岡県や柳川市と協働で、2024年度中の整備完了を目指し、同市三橋町下百町の西鉄柳川駅周辺整備事業に着手する。
同駅周辺整備では2015年に柳川市と西鉄が東西駅前広場や東西自由通路を整備するとともに駅舎をリニューアル。今回は水郷・柳川らしいにぎわいのある駅前空間を目指し、そのシンボルである掘割を駅北側の二ツ川から駅前まで引き込むとともに、舟の乗船場や水辺空間と一体となった広場や飲食、物販、観光案内所機能などからなる、にぎわい交流施設を整備する。
整備区域は西鉄柳川駅の北側、約6400㎡。掘割の整備を福岡県、広場・道路等の整備を柳川市、にぎわい交流施設の企画・整備を西鉄が担う。柳川市は全国的にも有名な観光地となっており、2018年の観光入込客数は136・4万人。外国人観光客も約23・3万人と近年大幅に増加しており、同市の玄関口となる同駅周辺を整備することで、アジアを中心とした海外や日本各地からさらに観光客を呼び込む。
同駅は1937年(昭和12年)10月1日に開設。2015年に完成した現在の駅舎は鉄骨造りの2階建てで、延べ床面積は約1360㎡。18年度の乗降人員実績は1日平均1万1438人。

2019年9月18日発行