NEWS
西鉄天神大牟田線に「桜並木駅」を3月16日開業 西日本鉄道
Tag:
週刊経済2024年2月06日発行号
紫駅以来14年ぶりの新駅
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は、西鉄天神大牟田線の雑餉隈駅~春日原駅間に新駅「桜並木駅」(同区竹丘町3丁目)を3月16日に開業する。
西鉄天神大牟田線連続立体交差事業(雑餉隈駅付近)の一環として開業するもので、新駅は2010年3月開業の紫駅(筑紫野市紫)以来、14年ぶり。桜並木駅は周辺に住宅地や生活利便施設が多く立地する住環境に優れた地域に立地。駅舎は3階建てで、1階がテナント、2階が改札口2カ所やテナント、トイレ、3階がホームとなっている。駅構造は相対式2面2線。エレベーターは4基、エスカレーター8基を配備している。「桜並木」という駅名にちなみ、駅舎や路線図(桜並木駅設置)等に桜をデザインした。同社では「新駅南側にある〝桜並木通り〟のように、まちのシンボルとして地域の皆さまに愛され続ける駅づくりを目指すとともに、新駅周辺住民の皆さまの利便性向上と沿線活性化への寄与を図りたい」と話している。
ダイヤ改正で平日運行本数を現状から3%増発
また、同社は桜並木駅の開業にあわせ、同日にダイヤを改正する。
新型コロナによる行動制限も緩和され、利用状況が回復したことを受け、平日の運行本数を現状から3%増発する。運行を取り止めていた平日の昼間帯(10時~15時)の特急列車を復活させるほか、春日原駅への特急列車の停車、平尾、高宮両駅への急行列車の停車(平日朝ラッシュ時間帯の上りのみ)など、利用実態やニーズに見合ったダイヤ編成とする。観光列車『THE RAIL KITCHEN CHIKUGO』では、沿線地域や観光客が利用しやすいよう平日の運行ルートやダイヤを見直すとともに、沿線地域と連携した施策を実施していく。
同社では「今年は西鉄天神大牟田線・西鉄貝塚線が開業100周年の節目を迎える。今後、100周年を記念したさまざまな企画を実施していく」と話している。