NEWS
西鉄久留米駅ビルの商業施設を「レイリア久留米」に改称 西日本鉄道
Tag:
週刊経済2024年9月25日発行号
10月12日から新規15店舗が営業開始
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は、西鉄久留米駅ビル(久留米市東町上天神)のリニューアル工事完了に伴い、その商業施設「エマックス・クルメ」の名称を「レイリア久留米」に改称し、10月12日にグランドオープンする。
バスセンターと電車駅が併設する西鉄久留米駅は県内有数の交通拠点。今回、耐震補強工事を機に、「行き交う人がちょっと一息つける、街の中のオアシス空間」をコンセプトに、2022年から2年間にわたり、共用部や飲食フロア、スーパーマーケットエリアを段階的に刷新してきた。同日から1回でファストフードやカフェ、食物販など新規15店舗が営業を開始する。グランドオープンに合わせて、共用部の内装に重要無形文化財である「久留米絣」を随所に採用するほか、久留米絣をモチーフにした装飾を多数施すなど、久留米らしさを演出する意匠を取り入れる。また、東口広場には(一社)We Love久留米協議会と連携し、一息つけるベンチやスタンドを設置する。
1階で新たに営業を開始するのは、サーティワンアイスクリーム(スイーツ)、 ガラージュ(生花)、千鳥屋本家(和洋菓子)、隆勝堂(和洋菓子)、ステラおばさんのクッキー(洋菓子)、ユーハイム(洋菓子)、TOMY(弁当、惣菜)、かつきや(惣菜、おこわ)、ポッポおじさんの大分からあげ(惣菜)、ジュピターコーヒー(輸入食品)、銀だこ(たこ焼き) 、東京油組総本店(油そば)、iroHa(和洋菓子) 、天平キムチ(キムチ)、YUUWA(陶磁器)の15店舗。これに先行して9月26日からマクドナルド(ハンバーガー)、同30日から宝くじ売り場をオープンする。
西鉄久留米駅は1969年3月に開業。建物は地上6階建てで、リニューアル後の売り場面積は7699㎡。1階は久留米バスセンター、レガネット久留米タミー、飲食、食物販など、2階は西鉄久留米駅、専門店街、フードコートなど、3階は雑貨館インキューブ、シティコンタクトなど、4階はブックセンタークエストが入居。10月12日時点の店舗数は60店舗。23年度の売上高は約30億円。