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西日本地区の出店強化目指し本社を福岡市に   宮崎市のコスモス薬品   来年度中に同エリアで40店舗


 九州地区を中心にドラッグストア「スーパードラッグコスモス」などを展開する株式会社コスモス薬品(宮崎市新栄町、宇野正晃社長)は四月十八日、本社機能を福岡市博多区博多駅東二丁目に移した。
同社は来年度中に九州、山口、四国地区で三十五~四十店舗を新規出店するなど、西日本全域を視野に入れた店舗展開を目指しており、本社を福岡市に移すことで業務効率化を図るもの。また登記上も八月開催予定の定時株主総会後に移す。
 場所は福岡合同庁舎西側の「第一福岡ビルS館」の四、五階。二フロ ア合わせた事務所面積は約九百九十平方メートルで、本社スタッフは福岡での現地採用四十人を含め約百人体制となる予定。
 同社は一九八三年十二月設立、資本金は十三億八千九百六万円、子会社二社を含む〇四年五月期の連結売上高は五百九十四億円、従業員数は七百八十八人。郊外型の大型ドラッグストアを中心とする店舗展開で、現在までに九州、山口地区で百五十二店舗を出店。福岡県内では九九年十月の下山門店を皮切りに、現在までに二十一店舗を構える。
 宇野社長は四七年二月六日生まれの五十八歳、宮崎県延岡市出身、東京薬科大学卒、趣味はゴルフ。

2005.3.29 発行 週刊経済より