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西区西都1丁目に販売用の学生寮着工 大阪の伊藤忠商事


約10億円を投じ

東証一部上場の大手総合商社、伊藤忠商事㈱(大阪市北区梅田、鈴木善久社長)は今年4月、約10億円を投じて、福岡市西区西都1丁目に販売用の「九大学研都市学生寮(仮称)」を着工する。完成は来年3月予定。
学生マンションや学生寮の開発の実績は伊藤忠都市開発㈱(東京都港区、松典男社長)などグループ全体で関東圏3棟や仙台市4棟、神戸市1棟があり、今後は九州内でも学生寮開発を進めていく一環。完成後は投資家に販売する予定。販売額は非公表。場所はJR九州筑肥線九大学研都市駅から東北側に約500m。敷地面積は1423㎡。建物は鉄筋コンクリート造りの5階建てで、延べ床面積は2400㎡。室数は94室。1階は寮室や食堂、厨房など。2階から5階の各階には寮室や共用キッチンなど。
本社建設・物流部門建設第一部建設第二課の辻塚史章さんは「福岡市内ではリーマン・ショック以前の複数棟の賃貸マンション以来の開発。今後はホテル開発などにも注力していきたい」と話している。
同社は1858年創業。49年12月設立。資本金2534億4800万円。従業員4380人。繊維や機械、金属など幅広い分野において国内、輸出入や三国間取引、事業投資などを手がける。約63カ国に国内外計108カ所の拠点を置く。2018年3月期の売上高は5兆5101億円。

2019年3月5日発行