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西区太郎丸に食品リサイクル・バイオガス発電施設 福岡バイオフードリサイクル
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週刊経済2022年11月1日発行
2024年1月稼働予定
食品リサイクル事業の福岡バイオフードリサイクル㈱(福岡市博多区博多駅東2丁目、中川浩臣社長)は、同市西区太郎丸に食品廃棄物リサイクル・バイオガス発電施設を建設している。2024年1月に稼働予定。
場所は瑞梅寺川河口近くで、敷地面積は8770㎡。処理能力は最大で食品廃棄物1日100トン、発電出力は1560kW、年間発電量は12千MWh(一般家庭約2700世帯分)を見込む。レストランや商業施設などで生じた事業系一般廃棄物や、食品関連工場(精肉工場や冷凍食品工場等)の製造過程から生じた産業廃棄物などを受け入れ(一部食品にはリサイクルや発酵に向かないものもあり)、前処理をした後、微生物によって発酵させ作ったメタンガスを燃料に発電する。そのほか、施設では従業員15人程度の採用を予定。中川社長は「稼働後3年で処理能力通りの廃棄物を集められるように認知度を高め、福岡市でのリサイクル浸透につなげたい」と話している。
中川浩臣社長は東京都出身。1968年8月8日生まれの54歳。青山学院大学理工学部卒。現在、J&T環境㈱(横浜市、露口哲男社長)の食品リサイクル事業部部長も務めている。趣味は登山。
同社は2020年9月にJ&T環境と㈱環境エイジェンシー(福岡市西区太郎丸、牛原英真社長)の共同出資によって設立。J&T環境が進める食品リサイクル・バイオガス発電事業の全国展開の一環で、九州地区では初のプロジェクトとなる。資本金1千万円。