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西中洲に九州初進出の商業ビル 東京のラ・アトレ
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週刊経済2022年11月29日発行
コンセプトは大人な隠れ家
新築・再生不動産販売事業を手掛ける㈱ラ・アトレ(東京都港区海岸1丁目、脇田栄一社長)が福岡市中央区西中洲2丁目に建設していた商業ビルがこのほど、完成した。
都市型の商業ビルブランド「A*G」シリーズの新棟で九州第一号の案件。同社ではエリアの特性上、飲食店の誘致を進めている。場所は西中洲64号線の三原豆腐店そばに位置する。「大人な隠れ家」を開発コンセプトに据え、入り口の壁に開けられたスリット状の開口部を設けたのに加え、屋外照度と連動する調光システムを導入し暖色系の落ち着いた照明も採用した。
建物は鉄骨造の5階建てで延べ床面積500㎡。貸床面積は1階と2階が94㎡で、3階が85㎡、4階が89㎡、そして5階が81㎡となっている。エリアでは小規模店舗のニーズもあるのを踏まえ、各フロアは2分割の利用もできる。12月1日以降のスケルトン渡しが可能で、すでに複数のフロアに問い合わせが寄せられている。同社では「独自性のある企画となった。西中洲エリアの活性化に貢献していきたい」と話している。
同社は東証グロース上場の㈱LAホールディングスグループ。㈱ラ・アトレ福岡支店は2015年に開設。アイランドシティ初の商業施設「アトレアモール照葉」を皮切りに、分譲マンション・テナントビル・インバウンド向け宿泊施設・工業団地など計15件の開発実績がある。