西シ銀保証付きのＳＤＧｓ私募債発行 　西研グラフィックス

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新規事業に向けた研究開発強化

新聞輪転機及び周辺機器製造、販売の西研グラフィックス㈱（福岡市博多区博多駅南２丁目、並田正太社長）は３月２７日、西日本シティ銀行保証付きの「ＳＤＧｓ私募債」５千万円を発行した。同社が同行から私募債を発行するのは２回目。期間は５年。
同私募債はＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）認証支援型のもので、「子ども食堂」の運営を地域で支援するために私募債発行金額の０・２％を同行が寄付する無担保社債。発行企業に対し、公益財団法人九州経済調査協会によるＳＤＧｓへの取り組み状況の調査を踏まえ、同行が「ＳＤＧｓ認定証」を授与するもので、同社は「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「つくる責任つかう責任」など５項目で認定を受けた。調達資金は、新規事業に向けた研究開発に充てる計画。
同社は「これまで新聞業界で培った技術を生かし、今後ほかの業界でも水平展開させていく。ＳＤＧｓに関する取り組みもこれから徐々に取り組んでいきたい」と話している。
同社は１９５０年７月設立。資本金４５００万円。売上高約２６億円（１９年１２月期）。従業員数１２０人。

2020年5月12日発行