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西シ銀保証付きのSDGs私募債発行  三松


5000万円、設備投資の一部に

板金加工をベースとした各種機械装置の加工・組立、設計、製造などの㈱三松(筑紫野市岡田3丁目、田名部徹朗社長)は2月4日、西日本シティ銀行保証付きの「SDGs私募債」5000万円を発行した。同社が同行から私募債を発行するのは初めて。期間は5年。
同私募債はSDGs(持続可能な開発目標)認証支援型のもので、「子ども食堂」の運営を地域で支援するために私募債発行金額の0・2%を同行が寄付する無担保社債。発行企業に対し、公益財団法人九州経済調査協会によるSDGsへの取り組み状況の調査を踏まえ、同行が「SDGs認定証」を授与するもので、同社は「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」「気候変動に具体的な対策を」など8項目で認定を受けた。調達資金は、本社工場での金属切断工程自動化に向けた設備投資(約2億円)の一部に充てる。
同社は「大企業だけでなく、当社のような中小企業も積極的にSDGsに取り組む姿勢が重要。できる限りのことに取り組みSDGsに関する当社の動きを積極的に発信していきたい」と話している。
同社は1972年3月設立。資本金8500万円。売上高25億円(19年6月期)。従業員数157人。

2020年4月21発行