西シ銀のＳＤＧｓ私募債１億円を発行 　太平洋貿易

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寄贈先は長崎大学水産学部

　水産種苗の生産者向けに配合飼料を販売する太平洋貿易㈱（福岡市博多区住吉２丁目、浅田雅宏社長）は２月２６日付で、西日本シティ銀行保証付のＳＤＧｓ私募債を発行した。発行額は１億円。
これは同社初の無担保社債として発行したもので、発行期間は５年。今回の私募債は、九州地域の未来を担う子どもたちの学びや成長を支援する目的で、同行が寄付金を拠出し、地域の学校などに向けて物品を寄贈する「寄付／ＳＤＧｓ認証支援型地域応援私募債『つなぐココロ』」。同私募債の発行企業に対しては、公益財団法人九州経済調査協会によるＳＤＧｓへの取り組み状況の調査を踏まえ、同行が「ＳＤＧｓ認定証」を授与する。寄贈先は、田嶋猛・現会長の出身校である長崎大学水産学部（長崎市文教町）を予定。浅田社長は「業界に先駆けて、ＳＤＧｓ達成に向けて取り組んでいきたい」と話している。
太平洋貿易は１９９０年４月設立。資本金３０００万円。従業員１５人。２０２０年４月期の売上高は２８億円。
浅田社長は福岡市出身。１９５４年１２月１６日生まれの６５歳。福岡大学法学部卒。趣味はゴルフ。

2020年4月7日発行