NEWS

西シ銀の無担保社債1億円を発行 明治産業


SDGs6項目認定受け

LPガス供給やリノベーション、不動産管理を手掛ける㈱明治産業(福岡市薬院1丁目、明永喜年社長)は1月29日、西日本シティ銀行の無担保社債1億円を発行した。
14回目の発行で、期間は5年。昨年10月から同行が取り扱い開始した寄付/SDGs認証支援型「子ども食堂応援私募債『希望の環』」を活用したもの。同私募債は、地域の子どもやその親に対し提供する「子ども食堂」の運営を地域とともに支援するため私募債発行金額の0・2%を同行が寄付する社債。発行企業に対しては、公益財団法人九州経済調査協会によるSDGsへの取り組み状況の調査を踏まえ、同行が「SDGs認定証」を授与する。
SDGs(持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットにおいて採択された国際目標で、17のゴールと169のターゲットで構成されたもの。同社は「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「すべての人に健康と福祉を」、「ジェンダー平等を実現しよう」、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「働きがいも経済成長も」の6ゴールに向けた活動認定を同行から受けた。同社の主な取り組みは、子ども食堂やフードバンクへの支援、エコキャップ回収活動によるワクチン寄与、ライフスタイルを提案する女性向けの社会貢献活動、「Fun to Share」に賛同した低炭素アクションの実施などのほか、ペーパーレス検針システム、AIコンシェルジュ導入による業務効率化を図っている。同社は「企業活動を通じて、さらなるSDGs達成を目指し、社会貢献活動を推進する」と話している。

2020年2月26日発行