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複合スポーツ施設「久留米アリーナ」が開館 久留米市


総工費86億3000万円

久留米市(大久保勉市長)は6月3日、同市東櫛原町に建設していた複合スポーツ施設「久留米アリーナ」を開館した。総工費86億3000万円。
同施設が位置する場所は、もともと1974年に同市で全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が開催されるのを機に県南地域のスポーツ振興を目的として福岡県立体育館、久留米市立武道館、弓道場が開館。しかし、完成から40年以上が経過し、老朽化などを受け、8年前に3施設の整備面などの対策について県と同市が共同で取り組む委員会を設置。協議の末、これらを複合施設化することが決定し、既存3施設を取り壊し、その空き地に約2年半かけ「久留米アリーナ」を建設した。
場所は中央公園道路沿い「中央公園北」交差点南側。敷地面積は2万3710㎡。2階建て延べ床面積1万8847㎡。1階には約2500㎡で3000席を設けたメインアリーナや、バスケットボールで使用可能なサブアリーナ、柔道などで使用する武道館を2カ所設けている。2階は弓道場、トレーニングルーム、研修室を導入し、屋外は試合前の準備運動などで使用する「ウォーミングアップガーデン」としている。今後同施設は、各競技アマチュア部門の県、全国大会の会場を中心に、合宿地としても活用される。また、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会では久留米市がケニア共和国代表の大会事前キャンプ地となっており、同施設を活用することがすでに決まっているという。オープン前日に開かれた開館式典で大久保市長は「この久留米アリーナから2年後の東京五輪、パラリンピック大会を盛り上げる役割を果たしていきたい。そして、このアリーナから世界で活躍する多くのアスリートを輩出できるよう運営したい」と話している。

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