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製造業のDX支援で佐賀銀行と業務提携 スカイディスク


週刊経済2023年5月2日、9日合併号

第三者割当増資も実施

AIを活用したDX支援サービスを提供する㈱スカイディスク(福岡市中央区舞鶴2丁目、内村安里社長)は4月25日、㈱佐賀銀行(佐賀市唐人2丁目、坂井秀明頭取)と業務提携を開始した。また、同行グループの㈱佐銀キャピタル&コンサルティング(同、富永金吾社長)を引受先とした第三者割当増資も実施した。地方銀行との業務提携は、大垣共立銀行(岐阜県)、西日本シティ銀行に続く3行目。
スカイディスクは、製造業向けにAI・SaaS生産スケジューラ「最適ワークス」を提供。納期や数量などのオーダー情報から、AIが設備稼働や人員配置の割り付け計画を立案する。自社の営業体制だけでなく、連携によって同システムの導入を拡大し、DX支援を加速させたい同社と、中堅・中小を含む取引先企業の競争力強化につながるサービスを提供したい佐賀銀行の方針が一致し、業務提携に至った。取引先企業のニーズに応じて同行が「最適ワークス」を紹介するほか、両社が共同で取引先企業の現場課題に対するソリューションを提供。今後はデジタルリテラシー強化を目的とした教育プログラムの提供も検討していくという。
同社では「製造業の拠点は地域に数多く存在し、それぞれの地域経済エコシステムの中核にある産業となっている。地域経済、ひいては日本経済を活性化していくためにも、地域の中核企業・拠点と深いつながりを持つ地方銀行との連携を強化していく」としている。