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製造品出荷額は5・3%増の9兆7384億円 18年工業統計調査
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事業所は減少、従業員は増加
2017年の福岡県内の製造品出荷額は、前年比5・3%増の9兆7384億円で09年を底に概ね増加傾向が続いている。18年の事業所数は同2・4%減の5219事業所で減少傾向が続いている。
県調査統計課がまとめたもので、従業員数は同1・6%増の21万9552人で11年を底に概ね増加傾向。付加価値額は同5・4%増の2兆5716億円で14年を底に増加傾向となっている。また、出荷額は輸送機械の割合が最も高く、構成比は34・7%で3兆3798億円だった。事業所数と従業員数で最も高いのは食料品で、事業所数は883事業所で16・9%を占め、従業員数は4万3296人で19・7%を占めている。付加価値額では輸送機械が最も多くなっている。また、出荷額の53・3%に当たる5兆1892億円が従業員数300人以上の事業所で占められた。製造品出荷額の全国シェアは3・1%で、全国11位だった。
県内を福岡、筑後、筑豊、北九州の地域別に見ると、事業所数は福岡地域が1789事業所で34・3%を占めて最も多いが、従業員数、製造品出荷額、付加価値額では北九州地域がいずれもトップ。従業員数は35・4%を占める7万7707人、出荷額は48・7%の4兆7438億円、付加価値額は41・8%の1兆761億円だった。
工業統計調査は経済産業省が従業員4人以上の事業所を対象とし、事業所数、従業員数は18年6月1日現在で、製造品出荷額と付加価値額については17年1月から12月までの1年間の実績について調査。このうち県内分を同課が確報としてまとめている。
2019年8月20日発行