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製造品出荷額は0・9%増の5822億円 福岡市工業統計調査
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週刊経済2021年11月9日発行
従業員数は8年ぶり増加
2020年の福岡市内の製造品出荷額は、前年比0・9%増の5822億6800万円だった。
福岡市統計調査課がまとめたもので、20年6月1日現在の事業所数は同4・5%減の660事業所で減少傾向が続いている。従業員数は同8・2%増の2万80人。減少傾向が続いていたが、8年ぶりに増加した。また、出荷額で最も割合が高いのは食料品製造業で、出荷額は2492億円で42・8%を占めている。次いで飲料・たばこ・飼料製造業が832億円で14・3%、電子部品・デバイス・電子回路製造業が631億円で10・8%となっており、3業種で67・9%を占めている。従業員の規模別では「4~9人」が280事業所で42・4%と最も多く、「10~19人」が170事業所で25・8%、「20~29人」が81事業所で12・3%。29人以下の小規模事業所が全体の80・5%を占めている。従業員300人以上の大規模事業所は6事業所だった。政区別では博多区が227事業所で34・4%、東区が171事業所で25・9%、南区が85事業所で12・9%、中央区が67事業所で10・2%となっている。
工業統計調査は経済産業省が従業員4人以上の事業所を対象とし、事業所数、従業員数は20年6月1日現在で調査。但し、2014年以前は12月31日現在で調査している。製造品出荷額については20年1月から12月までの1年間の実績について調査しており、このうち市内分を同課がまとめた。