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薬膳明太子の販売開始 福ふく
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販売価格2万円、贈答用に
明太子の製造、販売を手掛ける㈱福ふく(大野城市山田4丁目、渋田博幸社長)は12月2日、国産の高麗ニンジンを添えた薬膳明太子の販売をスタートした。
昨年1月に販売開始した、だし仕込み壺漬け製法の自社商品「生めんたい」に加え、商品ラインナップを充実させ、収益確保につなげていく。新商品は南九州から仕入れた無農薬の生高麗ニンジンと天然原料の魚介だしに漬けこんだ明太子をあわせたもの。受注次第、本社併設の工場で製造し、冷凍配送する。販売価格は250グラム2袋で2万円(税抜・送料別)。当面は市内のスーパーマーケット「ボンラパス」の贈答用コーナーでの販売を予定するほか、現在は高価格帯商品を扱う通販会社や関東の百貨店などから引き合いがあるという。渋田社長は「贈答用として販売する。月間受注数は100個、月間売上額は200万円を目指したい」と話す。
同社は2016年5月設立。資本金300万円。従業員10人。食品総合卸の秀栄食品グループ(広島県大竹市)の1社。10月から、だし仕込み壺漬け製法の明太子商品「生めんたい」の宅配事業を開始している。前期の年商は1億6000万円。
渋田社長は福岡市博多区出身。1962年11月5日生まれの57歳。福岡大学商学部卒。健康商品関連の会社や地場のスーパー店勤務を経て、秀栄食品入社。商品企画や営業に従事後、福ふく設立。趣味はキャンプ。
2019年12月3日発行