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蓄電池システムの製販会社に5億8000万円を共同出資 QBキャピタル


今後の市場拡大見込む

大学発ベンチャー企業を支援するQBキャピタル合同会社(福岡市早良区百道浜1丁目、坂本剛代表)11月14日、産学革新機構などと共同で、電池充電システムに使用する電解液の研究開発、製造販売などを行うLEシステム㈱(久留米市東合川2丁目、佐藤純一社長)に4億円を出資した。

LEシステム㈱の佐藤社長はニューヨークのアデルフィ大学出身。開発研究において、久留米工業大学や北海道大学などと連携している。資金はバナジウム電解液の研究開発の設備資金、運転資金に充てる。

同社は全世界的に再生可能エネルギーの導入が増えていることなどから今後の蓄電池の市場成長性や、LEシステム㈱の特許技術を用い電解液製造の原料コストを低コスト化できることを見込み、出資に至った。

QBキャピタルは2015年4月設立。出資者は㈱西日本シティ銀行、㈱産学連携機構九州など。

2017年11月28日発行