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荷物預かりサービスを福岡三越9階に導入 東京のエクボ


百貨店で全国初

国内で観光客向け荷物預かりサービス「エクボクローク」を展開するエクボ㈱(東京都渋谷区恵比寿南、工藤慎一社長)は2月1日、福岡市中央区天神2丁目の百貨店「福岡三越」9階にサービスを導入した。百貨店では全国初。

同サービスはカフェやコワーキングスペース、ヘアサロンなど実店舗の空きスペースを活用し、観光客の荷物を預かることができるよう観光客と実店舗をマッチングするもの。2016年1月のサービス開始以来、東京や大阪など国内主要都市で展開し、福岡では昨年6月からサービスを開始。現在県内の約100施設に導入している。近年百貨店の売り上げに訪日外国人観光客の購買が大きく貢献していることを背景に、福岡三越でも訪日観光客へのサービスを強化する一 環として導入した。

福岡三越での荷物の預かり料金はリュックやハンドバッグなどの手荷物サイズが1日300円、スーツケースやベビーカー、バックパックなど大型サイズが同600円。預かり時間は午前11時から午後7時まで。手数料として店舗売り上げの数十パーセントが同社に支払われる。店舗側のサービス加盟料や掲載料は発生しない。エクボでは「今回の初の百貨店導入を機に、今後も集客が見込める大型商業施設にサービスを導入していきたい」と話している。

同社は2015年6月設立。資本金2000万円。従業員15人。工藤社長は1990年8月生まれの27歳。マカオ出身。日本大学経済学部卒。趣味はサッカー、フットサル。

2018年2月27日発行