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若松区に放充電検査装置の開発製造拠点 ソフトエナジーコントロールズ


週刊経済2024年1月2日、10日合併号

投資額は約10億円

環境エネルギー関連設備の開発製造を手掛ける㈱ソフトエナジーコントロールズ(北九州市小倉北区浅野2丁目、江口勇治社長)は、北九州学術研究都市(同市若松区ひびきの北)に放充電検査装置の研究開発・製造拠点を新設する。投資額は約10億円。
12月14日に北九州市と立地協定を締結。電池市場の急拡大に伴う受注増に対応するため、本社とエンジニアリングセンター(同市小倉南区下城野1丁目)を統合するとともに、二次電池製造に不可欠な充放電検査装置を主とした設計、開発、製造の機能強化を図る狙い。場所は北九州市立ひびきの小学校北東側。敷地面積は7910㎡で、評価棟と設計開発棟を建設する。評価棟は平屋建て(奥行20m、幅60m、高さ約10m)で、床面積1200㎡。24年3月の完成を予定している。設計開発棟は3階建て(奥行20m、幅28m、高さ約12m)で、延べ床面積1612㎡。同年9月の完成を予定している。従業員数は約80人となる計画。同社では「この拠点を軸に、自動車のEV化で一層の性能と信頼性が求められる次世代の二次電池への対応、さらなる省エネシステムを取り込んだ放充電検査装置の設計、開発を実施していく。将来的には、産学連携などの地の利を生かした展開も視野に入れて取り組みたい」と話している。
同社は2009年11月設立。資本金1億円。従業員65人。