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若松キャンパスに米国製自律走行ロボットを導入  九州工業大学


国内の教育機関で初

国立大学法人九州工業大学(北九州市戸畑区仙水町、尾家祐二学長)は7月29日、若松キャンパス(同市若松区ひびきの)に米国製の自律走行型ロボット「Relay」を2台導入した。
大学院生命体工学研究科の教育研究に使用するもので、国内の教育機関では初の導入という。「Relay」は、アメリカ・Savioke社が開発した自動で障害物を避け、目的地に自律搬送する筒型状のデリバリーロボットで、ホテルの配膳や、病院内での運搬などで主に利用されている。同研究科では、最先端のロボット技術研究のほか、地元店舗や公共施設などでの実践演習を通じて、新たなビジネス利用の可能性を探っていく。同大学では「ロボット開発や運営などのビジネススキームを学習できるカリキュラムづくりに取り組みたい」と話している。

2020年9月1日発行