NEWS

苅田町に50MWのバイオマス発電所建設を計画 ティーティーエス企画


パートナー2社と新会社設立

不動産業、再生可能エネルギー事業などの㈱ティーティーエス企画(飯塚市有井、野見山俊之社長)は、京都郡苅田町鳥越町の新松山臨海工業団地に50MW規模のバイオマス発電所の建設を計画している。2021年4月に着工、23年10月の稼働開始を予定。
建設地の敷地面積は6万6000㎡で、すでに他社の75MW規模バイオマス発電所2基の建設が進んでおり、すべて完成すると3基合計200MW規模のバイオマス集積地域となる。発電形式は出力電力50MW規模のバイオマス発電ボイラーで、PKS(パームヤシ殻)や建築廃材を燃焼しやすいトラベリング式ストーカ方式を採用し、対応燃料の多様化を図る。6月3日付で製塩業の㈱日本海水(東京都千代田区、西田直裕社長)とバイラー製造の㈱タクマ(兵庫県尼崎市、南篠博昭社長)をパートナー事業に、発電所の建設・運転を目的とした新会社㈱日本海水TTS苅田パワーを設立し、計画をスタートしている。
野見山社長は「近くに北九州空港があるほか、港湾設備の整備が予定されており、燃料調達などの物流面でもメリットは大きい。苅田町がバイオマス発電所の代表的な地域となるために着実に計画を進めていきたい」と話している。
同社は1997年4月設立、資本金1000万円、従業員数は90人、売上高72億円。
野見山社長は飯塚市出身、1955年2月22日生まれの64歳、佐賀大学経済学部卒、趣味はスキー、ゴルフ。

2019年9月3日発行