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苅田町に自動車部品新工場、特区を活用 ファルテック
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「ラジエターグリル」増産へ
自動車部品メーカーの㈱ファルテック(神奈川県川崎市、横田昭治社長)は4月16日、京都郡苅田町に自動車部品製造の新工場を増設する計画を明らかにし、県が推進するグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人に指定された。
同社は自動車の樹脂外装品を主力に、日産などの国内メーカー向けの部品製造で高いシェアを持ち、今回新工場の増設を決めた京都郡には、すでに三つの工場を置いている。新工場で生産するのは、自動車前面の通風口に当たる「ラジエターグリル」で、計画する強度を確保しながら大幅な軽量化を実現した新製品が、環境貢献という特区の理念に合致すると判断された。投資額は未公表。北部九州における生産体制が整ってきたため、近く現地法人を設立する計画もあるという。
同特区を活用して設備投資を行う企業数は63社、設備投資の累計額は約1800億円となった。指定法人制度を活用すると、機械・装置等取得価額の最大40%の特別償却、または最大12%の税額控除を受けることができる。
2018年4月24日、5月1日合併号