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苅田町、新北九州空港近くに宿泊特化型ホテルを建設   広島のベッセルホテル開発   福岡貝塚に次ぎ県内2カ所目


 ホテル業の株式会社ベッセルホテル開発(広島県福山市南本庄3丁目、澁谷誠社長)は、7億5,000万円をかけ、京都郡苅田町に宿泊特化型ホテル「スリープイン苅田北九州空港」を建設している。完成予定は2006年10月、開業は11月。
 福岡県内では06年2月にオープンする「スリープイン福岡貝塚」に次いで2カ所目。場所は福岡県北東部にある苅田町の中心部で、国道10号苅田港入口交差点そば。苅田町は「日産自動車九州工場」など多くの工場が立地し、06年3月開業予定の「新北九州空港」、JR日豊本線「苅田駅」、国際貿易港「苅田港」、東九州自動車道「苅田北九州空港インターチェンジ」があるなど交通アクセスもいいことから、主にビジネス客の需要を見込む。
 建物は鉄筋コンクリート造の10階建てで、敷地面積は約2,586平方m。延べ床面積は約4,295平方mで、客室数はシングル110室、ツイン108室の計128室。全室インターネット接続と無料朝食サービス。宿泊料金は未定だが、シングル6,000円前後、ツイン1万円前後になる見込み。駐車場は75台収容可能。チェックインは午後12時、チェックアウトは午前11時。
 「スリープイン」はチェーンホテル軒数世界第2位のチョイス・ホテルズ・インターナショナル(米国メリーランド州、チャールズ・レンドシンガーCEO)が展開する宿泊特化型のエコノミーホテル。現在米国を中心に325軒営業している。ベッセルホテル開発の親会社である株式会社ベッセルは1998年に「スリープイン」を中国、四国、九州、沖縄地域で独占開発する地域開発契約をチョイス・ホテルズ・インターナショナルと結んでいる。これまで広島、岡山、熊本、沖縄で4軒展開しており、06年は福岡貝塚のほか、6月に東広島市に開業を予定している。
 同社は2003年設立。資本金1,000万円、06年3月期の売上高は3億7,600万円を見込んでいる。従業員数は21人。関連会社に株式会社ベッセル、ベッセルテクノサービス、財団法人しぶや美術館がある。