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芸人、タレント養成校を開校 大阪市の吉本興業
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土日、祝日のみ講義
芸能プロダクション業の吉本興業㈱(大阪市中央区、大崎洋社長)は4月末、福岡市博多区中洲5丁目に、芸人、タレント養成校「吉本総合芸能学院」(通称・NSC)福岡校を開校する。
場所は、昭和通り沿いのオフィスビル「ツイン・Kビル」7階。同所は約3年前から福岡支社としており、事務所の一部スペースを活用。人数に応じて5階の同社稽古部屋を使用するという。NSCはこれまで大阪、東京で平日に講義を実施してきたが、福岡では土日、祝日に特化し学生やサラリーマンにも門戸を広げ、芸能人への転身をサポートするという。期間は1年間。2月末から説明会を開き、応募書類を受け付けている。その後複数回の面談を経て、4月末に福岡校・1期生の授業がスタート。講師は第一線で活動する芸人など外部講師を派遣し、前半は発声練習や演技指導、企画力、脚本作りの座学など基礎を中心に、後半は舞台で披露するためのネタ作りを実施。3月末に福岡市内で公開の卒業公演を予定。卒業決定者はその後同事務所・福岡吉本と正式契約しタレント活動をするかどうかを話し合い決める。
入学資格は中学卒業(見込み)以上の男女。3月末まで願書を受け付け、書類審査と面接で定員30人程度。入学金10万円、年間授業料25万円。
同社は「福岡は博多どんたくや博多祇園山笠があり祭り好きが多いため芸人を育てる土壌がある。ぜひ、芸人を夢見ていたサラリーマンやOLの方の応募を期待する」と話している。
同社は1912年4月創業。資本金1億円。従業員は約650人。所属タレントは全国約6000人を抱え、うち福岡吉本には、35組54人が所属。
2018年3月20日発行