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自走式栗収穫機を製品化 オーレック
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週刊経済2023年9月5日発行号
製品名は「バーディーマロンピッカー」
乗用草刈機、自走式草刈機の㈱オーレック(八女市広川町、今村健二社長)は自走式栗収穫機を開発、8月発売した。
製品名は「バーディーマロンピッカー」。栗栽培において重労働とされる収穫作業の時間短縮、労働削減を目指し、茨城県農業総合センター園芸研究所、岐阜県中山間農業研究所との共同研究で実現した。自走式栗収穫機は国内初という。同製品は用途に応じて作業機に付け替えられる自走式機械に収穫用アタッチメントを装着したもの。回転ブラシとスクレーバー機構により地上に落ちている実をブラシで拾い上げる仕組みで、毬(いが)だとほぼ100%、実のみでも70~80%を収穫。のれんフラッパーにより一緒に取り込んだ草やごみは排出し作業時間を3分の1に短縮した。製品サイズは全長1930(作業時は2235)、幅1240、高さ1035(㎜)、重量は198㎏。価格は86万9千円(税込)。同社では「4月に茨城で実施した実演会には栗生産者・関係者約80人が参加し、一定の評価をいただいた。実証試験データに基づいた国内初製品として認知度を高めていきたい」としている。