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自社開発舗装材が農林水産大臣賞を受賞  日本乾溜工業    12日東京で表彰式


 交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業株式会社(福岡市馬出1丁目、沢井博美社長)が開発した舗装材が11月26日、エコプロダクツ大賞推進協議会(東京都)のエコプロダクツ部門で農林水産大臣賞を受賞した。
 同制度は財務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国道交通省、環境省の後援で、優れた製品やサービスを評価し、広く伝えることで開発普及の促進を目的としたもの。2004年から実施し、今年10回目になる。受賞した「雑草アタック」は、竹廃材と海水から抽出された低アルカリ性の酸化マグネシウムや水を混合した舗装材で、セメント類を使用せず、自然土、竹短繊維、海水ミネラルの混合比率で固定化の強度を高めている。使用後は、細かく砕いて肥料に再利用できるなど環境負荷が小さく、緑地帯、庭園、花壇などの雑草防止や一般歩道、公園の遊歩道整備、補強工事などの需要があることから評価された。表彰式は12月12日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「エコプロダクツ2013」で行われる。沢井社長は「当製品は4年前に北九州エコプレミアムや九州環境ビジネス大賞においても表彰を受けた製品。今回関東での表彰を受け、全国的に知名度向上を図るチャンスになった。起爆剤として営業開拓を進めていきたい」と話している。