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自社開発の追跡配送システムを提供開始 ラストワンマイルドライバーズ
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物流業界の改善狙う
軽貨物ドライバー支援の(一社)ラストワンマイルドライバーズ(福岡市博多区中洲5丁目、古森敬三会長)は10月1日、自社開発の追跡配送システムの提供を開始した。
これは、配達状況を可視化するためのクラウドシステムで、名称は「LODX」。PCやスマホを利用し、WEB上での配達状況確認などができるもの。追跡配送システムは、総合通販サイトや大手物流会社では一般的だが、小規模物流事業者の導入はコストや保守管理面からこれまで難しかったという。同法人が安価で提供することにより、ドライバーは新たな仕事の受注が可能となり、荷主であるメーカー側は物流コストの削減ができる。またオプションとして、顧客からの配達日時変更などの問い合わせに対して自動で応対できる「LINE BOT」を用意しており、省人化にも役立てられる。特徴的なのは、配達状況確認画面や荷物ラベル、不在票、LINE BOTの画面を荷主のオリジナルデザインにできる点。これにより顧客に対して配送のきめ細やかさと安心感を与え、さらに不在票に新商品やキャンペーン情報などの広告を掲載するなどブランディングやリピーター獲得にもつなげられるという。
同法人では「荷主と小規模物流事業者を直接つなぐ仕組みをつくることで、荷主と物流業者、消費者の3者が恩恵を受けられる体制を構築していく。併せて、会員数も伸ばしていきたい」と話している。 同法人は2019年10月設立。現在の会員数は1600人。
2020年10月27日発行