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自社運営アプリに防災情報サービスを追加 ピーチ


福岡市の実証実験フルサポート事業に選定

繁華街を中心とした飲食店の情報、マッチングサービス「nomy(ノミー)」を運営するピーチ㈱(福岡市中央区大名2丁目、名平睦美社長)は、来年2月までに防災情報サービスを追加する。

ノミーは今年8月にリリースした情報メディアとして主にスマートフォンアプリを通じて利用されており、現在博多区中洲を中心に約10店が登録。一般的な営業情報や空席の確認、チャット機能を備え付けており登録店舗同士での情報共有を可能としている。

現在、中洲など国内の繁華街ビルの老朽化が進んでいることを背景に開始する。福岡市と福岡地域戦略推進協議会(FDC)が今夏から始めた、AIなど最先端技術を活用した実証実験プロジェクト「福岡市実証実験フルサポート事業」に選定されており、実際に「福岡市災害メール」がプッシュ通知されるほか、地震など災害発生後に危険マップが作成され、看板落下など危険箇所の共有などが可能となるという。名平社長は「全国的に夜の繁華街は防災情報の共有が店舗間でできていない課題があるので、将来的には各都道府県で使用されるサービスになるようにしたい。今後は来春までにネット決済機能を導入する予定」と話している。

同社は2013年10月設立。資本金300万円。従業員1人。名平社長は福岡市東区出身。1983年6月28日生まれの34歳。福岡・中洲や東京・銀座などのクラブで勤務後独立した。

2017年11月7日発行