NEWS
- 地域
自社複合高齢者施設で介助士資格育成事業 サンレー 初年度30人、2年目以降年間100人
Tag:
冠婚葬祭互助会大手の株式会社サンレー(北九州市小倉北区上富野三丁目、佐久間庸和社長)は今春をめどに、自社複合高齢者施設(同市八幡西区)でサービス介助士資格育成事業を開始する。
これはソフト面の充実を目的に計画しているもので、北九州市で介助士がほとんどいないことから、同事業を開始するもの。初年度から三十人以上、二年目以降は年間百人以上の資格取得者育成を目標とする。同社は、百貨店の井筒屋から介助士教育の委託を受けて、自社社員とともに一般募集して志願者を教育していく。
佐久間社長は「日本で最も高齢者の多い政令指定都市である北九州市では、高齢者をサポートする介助士のニーズが高いと考えている」と話している。
05年中に斎場4カ所新設、結婚式場2カ所リニューアル
また、同社は〇五年中に、斎場四カ所、結婚式場二カ所をリニューアルオープンする。
斎場「紫雲閣」に関しては、二月に大分県宇佐市にオープンするほか、年内に沖縄県那覇市、石川県金沢市、北九州市八幡西区に建設する。結婚式場は、現在、本社近くの「松柏園」の周辺土地約六百六十平方メートルを新規購入して増床改築を進めており、約七十人収容可能なイタリア・ローマ風の結婚式会場「ヴィラ・ルーチェ」を二月に新設オープンするほか、ロビーラウンジ、大型庭園を作り、ガーデンウェデングができるようにする。また、来年前半にも結婚式場「田川平安閣」を約二~三億円かけて改装、「マリエールオークパイン田川」としてリニューアルオープンする予定。
同社は一九六六年十一月設立、資本金は九億五千二百五十万円、売上高は約二百億円、従業員数は約千二百人。
佐久間社長は北九州市出身で、六三年五月十日生まれの四十一歳。早 稲田大学政経学部卒。一条真也のペンネームで二十数冊の著書がある。
2004.11.30 発行 週刊経済より