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自社製自然土固化防草材のOEM製造を開始 日本乾溜工業
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週刊経済2023年1月17日発行
品質と供給力向上目指し
交通安全施設、法面工事施工の日本乾溜工業㈱(福岡市東区馬出1丁目、兼田智仁社長)は1月から自社製品の自然土固化防草材のOEM製造販売を開始する。
同社は建設、防災安全、化学品事業の3事業で構成していたが昨年12月、化学品事業のうち不溶性硫黄事業を会社分割し、粉末硫黄の老舗メーカー・鶴見化学工業㈱(茨城県神栖市、加藤進一社長)に承継。これに伴い同社の黒崎工場(北九州市八幡西区)で生産していたオリジナル製品の環境型自然土防草材「雑草アタック」を陽光物産㈱(広島県福山市、石井幸太郎社長)とのOEM生産に移行したもの。
雑草アタックは自然土と竹短繊維素材、固化成分の海水ミネラルから成り、製品を袋から出して散水、転圧するだけで自然土色のまま固化するもの。施工後は草取りの手間が不要になり、環境に優しい防草材として2013年「第10回エコプロダクツ大賞」の農林水産大臣賞を受賞している。OEM生産により真砂土の粒度管理と製品配合費の管理徹底で品質向上の実現を目指す。同社では「自動化された工場での製造により大幅な供給力アップを実現したい」と話している。