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自社家具ブランドを立ち上げ 乗富鉄工所


週刊経済2023年12月5日発行号

地元家具メーカーとコラボ

水門メーカーの㈱乗富鉄工所(柳川市三橋町、乗冨銀蔵社長)は11月15日、自社家具ブランドを立ち上げた。
ブランド名は「FACTORIAL(ファクトリアル)」。水道管としても使用されているステンレス鋼パイプと、国産の無垢天板を使用して作られた家具をシリーズ販売する。同ブランドは、大川の家具メーカー・㈱関家具とコラボレーションして立ち上げたもの。現在、デスクやシェルフ、ベンチなど計5種類を取り扱っており、関家具のECサイト、または乗富鉄工所のホームページから注文可能。天板のカラーやサイズも洗濯できるセミオーダー形式でもある。価格はベンチが13万5300円~、デスクが15万6750円~。
乗富副社長は「長年の使用を想定したステンレス鋼パイプは頑丈で錆びにくく、耐久性の高い素材。表面加工や塗装をせずありのまま使用したパイプは、空間にインダストリアルな雰囲気を演出できるので、自宅だけでなくオフィスにも向いている」と話している。
同社は1948年創業、1969年設立。資本金3千万円。23年10月期売上高は過去最高の14億円を見込んでいる。従業員は約60人。