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自社のオリーブを使ったマルチバームを発売 キュウセツAQUA


週刊経済2023年10月11日発行号

価格は税込2200円

上下水道施設の維持管理やオリーブの生産・加工・販売を手掛けるキュウセツAQUA㈱(福岡市博多区博多駅東1丁目、大野征博社長)は9月18日、保湿を目的とした化粧品のマルチバームを発売した。
同社が展開するオリーブオイルブランド「QLiVE(クリーブ)」の新商品で、これまで食用のオリーブオイルほか、美容液やメイク落としのクレンジング、洗顔料・ホイップウォッシュの開発実績がある。新商品は自社農園の国東クリーブガーデン(大分県国東市)で栽培しているオリーブオイルに加え、別府温泉に含まれる天然のオーガニック認証美容成分RG92を配合したのが特徴。顔や手、髪、ネイルなどの保湿ツールとして使用できる。内容量は30グラムで、価格は税込2200円。大野社長は「国内のオリーブオイルは海外産が多くを占めるが、今後も意欲的に商品開発を進めていきたい」と話している。
同社は1965年7月設立。資本金5千万円。従業員700人。九州や中国・四国地方の15自治体から受託した上下水道施設の維持管理を手掛けるほか、2016年から事業の多角化として、アグリ事業に参入。大分県国東市でオリーブ事業に参入し、現在は市内の農園(計38ヘクタール)で日本の風土に合うイタリア原産の品種を中心にオリーブの木を生育中。23年3月期売上高は60億円。